安全衛生情報の提供を通じて、広く国民全般の労働安全衛生に対する関心を高め、事業場の安全衛生活動を応援します。

  1. ホーム >
  2. 工夫・改善事例[腰痛防止] >
  3. マンホール内荷物搬入工事

工夫・改善事例

マンホール内荷物搬入工事

業種

通信業

動機

マンホール内の作業において、工具(10〜45kg)を使用する場合、1人もしくは2人で孔のそばに立ち、ロープを用いて吊り上げ下ろしを行っていた。

しかし、マンホールは水平な場所にあるとは限らず、特に冬期においては路面が凍結し足元が滑りやすく、しかも手がかじかんでロープをしっかりと握りにくいので、マンホール内の作業者にも危険が伴っていた。

内容

手動ウインチと侵入防止用の屏風を利用して、荷物を上げ下げするマンホール内荷物搬入工具を作成した()。

作業はまず補強したマンホール屏風に、この工具をセットして、手動ウインチを巻き上げる。この状態で、マンホール孔の中心まで工具を押して移動させたうえ、ウインチを巻き下げて搬入物を下ろしていく(写真)。

なお、主導ウインチは、ブレーキの付いたラチェット型のものを使用しているため、巻き下げるときにも滑ることがなく、安全に吊り下ろすことができる。マンホール内での作業が終わり荷物を搬出するときは、逆の手順で行う。

効果

  1. マンホールをまたぐ不自然な姿勢での作業が解消されたため、冬期においても安全に作業が行える。
  2. 腰痛の発生を防止できる。
  3. 人力に頼った形での作業がなくなったため、マンホール内にいる作業者も安心して作業が行える。

期間

平成3年6月〜平成3年9月

費用

55,000円/台

特許・実用新案申請の有無

無し

このページの先頭へ戻る

法令・通達

労働災害事例

健康づくり

快適職場づくり

職場のあんぜんサイト外部リンクが開きます
(外部サイトへリンク)

Copyright(C) Japan Advanced InformationCenter of Safety and Health. All Rights Reserved.