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職場の快適化事例 作業方法

ラクラクハンドで硬貨投入作業を軽減

業種

金融業

対象

硬貨選別処理作業

内容

毎日入金される硬貨(1円・5円・10円・50円・100円・500円)を選別する作業と、巻き処理を行った後に硬貨別に仕分けし、中身ごとに色別してエフを取り付け保管する作業がある。これらは、すべてドンゴロスという麻袋でやりとりされ、必ず持ち上げる作業がついてまわる。1つのドンゴロスは16kg〜20kgの重さで、この作業は定年後男性の作業になっていた。選別作業で大変なのは自動選別機に硬貨を投入する作業。現状では手でドンゴロスをつかみ上げ、投入口にドンゴロスの口を差し込み、中に入った硬貨を投入している。これら一連の作業は腰への負担が大きく、非常にきつい作業であった。このため、誰が使っても安心して使える道具で、一度持ち上げたドンゴロスをまちがっても足の上に落とさないよう次の改善を行った。

  • (1)今回上記ポイントを考慮して、手押し台車の上にラクラクハンドを取り付けた。
  • (2)重い物を軽く持ち上げ搬送する機能で、持ち上げ能力30kg・搬送距離R1600・揚程1500とコンパクトな物にした。
  • (3)先端の麻袋吊り上げ治具は、動かすのに特別な操作が必要とされない、誰が使っても安全なフォーク引っかけ式とした。

改善の結果、これまでこの作業は男性しかできない作業とされていたが、現在では女性の仕事に変身。重い物を軽く持ち運ぶ事をこんなコンパクトな物で解決できて、職場がぐっと明るくなった。

問い合わせ先

中央労働災害防止協会 健康快適推進部

kenko@jisha.or.jp

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