自動車・同付属品製造業
塗料の吹き付けはコンベヤーで流れてくる製品に、ロボットの先端に取り付けられたスプレーガンにより行われていたが、スプレーガンの先端に徐々に塗料が付着して固まり、塗装不良を起こすため洗浄作業が必要となる。
以前は、作業者がシンナーをガン先に吹き付け、ブラシで擦って取り除いていたが、シンナーの跳ね返りを身体に被る、ロボットの安全装置の故障等による不意の起動での挟まれ等の危険があった。
ロボットの可動範囲に入らずに洗浄できる装置を考案した。
ロボットには、吹き付けの塗装の色を変える際に塗料配管内をシンナーで洗う機能を持っている。このシンナーをガン先端の洗浄に利用できるようにしたのが、この洗浄装置である。
ロボット横に設置したこの装置に、ボタン操作でスプレーガンを移動させ、シンナーを装置内に循環させることにより、先端を洗浄する。
ブース外操作になったため、作業者が有機溶剤にばく露されることや、シンナーの被りをなくすことができ、ロボットの不意の起動による挟まれ等の危険もなくなった。
また作業時間の低減にもつながった。
平成6年5月から平成6年8月
10,000円/1台
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