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工夫・改善事例

手押し車の引き運搬防止ストッパー

業種

電気機械器具製造業

動機

当事業場では、手押し車を用いて、ワーク(15〜20kg)構内運搬作業を行っている。

この手押し車は、前進、後退、方向転換が自在にできる構造となっているが、後退するとき引き運搬を行うと、手押し車に作業者の足(かかと)がはさまれる危険があった。

そこで、後退時に制動がかかるストッパーを考案した。

内容

手押し車のキャスター外輪(前進側の2輪に、インボリュート形カムを用いたストッパーを取り付け、一方向のみ制動するように改善した。

また、両手で制動解除レバーを操作することにより後退可能な構造となっている。

さらに、インボリュート形カムを採用したことにより、キャスター外輪が摩耗しても効果を維持するようになっている。

効果

  1. 手押し車が後退すると制動がかかるため引き運搬を防止することができ、足(かかと)をはさむことがなくなった。
  2. 上り坂でも後退することがなくなり、安全に作業できるようになった。
  3. 各種手押し車への応用が考えられるので幅広い活用が期待できる。

期間

昭和63年5月〜6月

費用

1台当たり 18,000円

特許・実用新案申請の有無

不明

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