作業者が職場で着用するワーキングウェアの素材として、新しい素材や機能性繊維が導入されることによって安全性、作業性及び快適性を増す効果が期待される。中央労働災害防止協会では新素材の特性や機能をワーキングウェアに利用した場合にもたらされる効果について、委員会を設置して検討した。
新しい素材の機能として以下の特性について調査した。耐炎・耐熱、難燃、切創抵抗、透湿・防水、断熱・保温、帯電防止(電磁波シールドを含む)、防汚、抗菌防臭・消臭、光反射性、使い捨てこれらの特性毎に以下の項目について検討した。 素材の概要、使用による効果と用いられている作業の例、機能の評価に用いられる特性、 海外・国内の特性評価試験法と規格、使用上の注意事項
ワーキングウェアには着用することによって疲労しないこと、心理的にリラックスできる色彩や素材であること、環境の物理的因子で気温や湿度、静電気、耐炎・耐熱性、防じん性など、身体保護の機能があることが求められる。安全確保のみでなく快適な職場形成の要素としてもワーキングウェアの開発が求められるとしている。
Copyright(C) Japan Advanced InformationCenter of Safety and Health. All Rights Reserved.