この災害事例シート集は、平成4年と5年の2年間に日本鉄鋼連盟加盟事業所で発生した災害事例の中から、非定常作業時に発生したと思われる121件の災害を出来るだけ生の形で記録して、広く関係者の参考に供し、災害防止に資することを目的にまとめられたものである。
それ故、この事例集は、1件がA4の用紙に、見開き2ページで治まるようにまとめられ、必ず発生状況図が付されている。シートの内容は、状況図の他、発生日時、被災者の年齢や経験年数、災害の型(例えば、挟まれ・巻き込まれ、墜落・転落など)、負傷部位、作業内容、災害原因、防止対策、発生状況などの項目がある。災害原因については、人的原因(不安全行動)、物的原因(不安全状態)、管理的原因に 分けて、また、防止対策については、人的対策(教育的対策)、物的対策(技術的対策)、管理的対策に分けて箇条書きに書かれている。
ここで言う非定常作業とは、保全的作業、トラブル対処作業、設備立上げ作業、試作・研究開発作業、建設作業を意味し、事例シートは非定常作業の区分も行っている。また、工程としては、原料、製銑、製鋼、圧延、精整、造管、鋳造・鍛造、工作、ユーテリティ、輸送、二次加工、その他に分類し、事業所としては、高炉、製鋼一部(従業員1000人以上)、製鋼二部(従業員1000人未満)、鍛造・圧延、合金鉄・鋳物に分類している。
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