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調査研究情報

旅館・ホテル業における労働災害防止のためのガイドライン

調査研究機関・研究者名
  • 中央労働災害防止協会
  • 「旅館・ホテル業における労働災害防止対策調査研究委員会」
    委員長   横溝 克巳(早稲田大学 理工学部 教授)(当時)
内容

旅館・ホテル業で昭和60年の1年間に発生した労働災害2,046件について、死傷病報告書を基に企業の規模、被災者の職種、作業の種類、性別、年齢、災害起因物、事故の型、不安全な状態・行動等について分析、検討を行い、災害の実態、要因等を明らかにした。

旅館・ホテル業での労働災害の特徴は、

  • (1) 職種別に見ると、客室係と調理係に発生件数が多いこと
  • (2) 災害の発生状況で見ると、通路、床面での「転倒」、階段を踏みはずしての「転落」が大半を占めていること
  • (3) 被災者の年齢で見ると、50歳以上の高年齢者が過半数を占めていること
  • (4) 被災者の経験年数では、2〜5年の期間の者が多いこと

などが明らかになった。

この他、災害分析の結果から管理上の問題点が分析されている。

災害防止対策として、安全衛生管理体制の整備と運用、次に、各作業の実態に応じた安全な作業方法の確立とその励行、更に、施設・設備等の整備及び従業員に対する健康管理対策や安全衛生教育・訓練等が必要である。これらの項目について、 具体的な検討結果が示されている。

参考資料として、昭和60年に旅館・ホテル業で発生した労働災害事例と分析結果が添付されている。

目次
  1. はじめに
  2. 労働災害の状況
  3. 労働災害防止対策
  4. 資料
発行年月
平成元年2月
備考
-

<ご利用する際の留意事項>

各年度に掲載されている報告書等の問い合わせ先等は、報告書等を作成した時のものです。

平成22年度までの調査研究情報は、厚生労働省の委託事業で掲載したものです。

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