わが国の労働災害による死傷者数(休業4日以上)は年間11万人を超えており、今なお1,000人近い尊い生命が失われています。
労働災害は長期的に減少傾向を辿ってきましたが、近年になって下げ止まりの様相を見せています。平成28年の労働災害による休業4日以上の死傷者数は、前年を上回る結果となりました。
その背景としては、団塊世代の退職により安全衛生のノウハウの継承が途絶え「現場力」が低下していることが挙げられます。また、現場経験の浅い未熟練労働者の増加、危険に遭遇する機会の減った若年労働者の「危険感受性」の低下なども指摘されています。
このような状況において、新入者に対する安全衛生教育の重要性はますます高まっていると言えましょう。
新年度が近づき、職場に多くの新入者を迎える時期になります。
この機会に、職場の安全衛生活動に中災防の安全衛生情報をお役立てください!
あなた(新入者)の行動は安全ですか?
若年労働者には人間特性(ヒューマンファクター)による災害が多発しています。 中災防で開発した「安全行動調査」で人間特性を分析してみませんか?
【分析結果例】
労働者がいつまでも心とからだが健康で、その能力、技術を十分に発揮できるようにしておくことは労働者にとっても幸せであり、事業の活動の活性化の面からも最重要事項です。
産業界における自主的な労働災害防止活動を推進するとともに、広く一般の安全意識の高揚と安全活動の定着を図ることを目的として、昭和3年から実施しています。
厚生労働省と中央労働災害防止協会の主唱により、国民の労働衛生に関する意識を高揚し、さらに、事業場における自主的労働衛生管理活動を通じた労働者の健康の確保と快適な職場環境の形成を図ることを目的として、昭和25年から実施されています。
働く人たちがあわただしく、安全や健康面で特に注意を要するこの時期を、無事故で過ごし、明るい年始を迎えることができるようにとの趣旨で、昭和46年から厚生労働省の後援のもと中央労働災害防止協会が主唱する運動です。
1932年(昭和7年)から始まり2024年度で83回目となります。全国から1万人を超える企業の安全衛生関係者が参加し、各分科会では、企業の研究発表や事例報告、専門家等による講演、シンポジウムなどを行う、安全文化の最大の祭典です。また、安全衛生保護具・機械等を展示する緑十字展(りょくじゅうじてん)を併催します。
安全衛生のキーワードを理解しましょう!
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