安全衛生情報センター
林業における労働災害は全体として減少傾向にあるものの、他産業に比べて依然として災害発生率が高 いことから、第8次労働災害防止計画においても重点事項を定め、その対策に取り組んでいるところであ るが、林業の作業を行う現場は市街地から離れた山林内であることが一般的であり、また、作業者が相互 に離れて作業を行うことが多いため、労働災害が発生した場合にその発見が遅れたり、被災労働者の救護 が遅れることとなり、それが大きな被害につながっているケースも少なくないことから、労働災害防止対 策の徹底とともに、労働災害発生時等の緊急時に的確、迅速な措置をとることが重要である。 このようなことから、今般、労働災害発生時等の緊急時における連絡体制の整備・確立等を図り、被災 労働者の早急な救護等を促進するため、別添のとおり「林業の作業現場における緊急連絡体制等の整備の ためのガイドライン」を策定した。 ついては、関係事業場に対し、本ガイドラインの周知、徹底を図り、緊急時において的確、迅速な措置 がとられるよう指導に努められたい。 なお、本件に関して、林野庁に対して別紙1のとおり、また、関係事業者団体に対し別紙2のとおり、そ れぞれ要請を行ったので了知されたい。