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事例18 株式会社大戸屋 |
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1 事業場の概要 |
(1)業種:飲食業 事業の内容:日常食(和食)のチェーン展開 |
(2)所在地:東京都 |
(3)従業員数:3,775人(男性:1,723人 女性:2,052人) |
(パート・アルバイト含む。) |
(社員は350〜360人。1店舗に社員2人、パート・アルバイト25人程度)
本部は約50人 |
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2 禁煙の概要 |
(1)喫煙対策の担当部署:コンプライアンス総括部 |
(2)喫煙対策に取り組み始めた時期:平成15年5月〜 |
(3)禁煙を実施した時期:平成15年6月〜 |
(4)禁煙の状況:183店舗のうち5店舗を除き店舗内禁煙 |
(5)建物の構造:テナント及び平屋(大部分がビルのB1F、2F、一部1F) |
(6)禁煙の内容:屋外に喫煙スペースあり(来客者のみ喫煙可)
但し、分煙可能店など5店は喫煙可。
各店舗内事務所は喫煙可。
(本部事務所内は午後6時までは禁煙、屋外の喫煙場所では喫煙可。午後6時以降は資料室での喫煙可。) |
・屋外の喫煙スペース:店舗入り口付近 |
・設備:灰皿 (主に入店前及び食後のお客様にご利用いただいている) |
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3 禁煙の詳細 |
(1)禁煙にする前の状況 |
分煙対策は特になく、一部店舗に喫煙コーナーがあった。 |
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(2)禁煙にした動機及び経緯 |
健康増進法の施行及び非喫煙者の要望があり、社内で検討した結果、一部例外店舗を除き店舗内禁煙とした。 |
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(3)禁煙に取り組んだ内容 |
外部への公表 ホームページで禁煙宣言等 社内での表示・宣言を行っている。 |
ア 店舗内 |
喫煙可能だった店舗を、平成15年5月の健康増進法の施行をきっかけに、5月下旬に店舗内に禁煙化について掲示するなど周知し、5店舗を除いて一斉に店舗内禁煙とした(写真18−1〜3)。 |
イ 事務所等 |
店舗の従業員休憩室には灰皿があり、休憩室は喫煙可能である。 |
また、本部のオフィス内は禁煙で、屋外に喫煙場所がある(写真18−4,18−7)。ただし、事務所内の資料室(旧喫煙室)は午後6時以降喫煙可としている(写真18−5〜6)。 |
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(4)労働者の評価 |
「日本をもっと健康に、元気にするために、定食屋チェーンが必要である」を理念としてとしていることから全体的には禁煙者喫煙者とも良い評価である。 |
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4 その他 |
(1)事業との関係 |
ア 売り上げ |
禁煙化により失ったお客も一部いたが、総じて店舗内禁煙にご理解いただき浸透してきた。 |
平成16年11月以降に新規出店した店舗は、全店舗禁煙としているが、売り上げには影響していない。また、平成18年9月より禁煙とした店舗では、お客さまの回転率が高くなり、売り上げ増となった(禁煙のプラス効果の方が大きい)。 |
イ お客の評判 |
店舗内禁煙は、特に女性や年配のお客に支持されている。 |
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(2)問題点、今後の課題、今後のサポートの予定 |
・例外的に5店舗で喫煙可能となっているが、この扱いをどうするかが課題である。 |
・新規出店店舗(フランチャイズ先を含む)については平成16年11月以降すべて全店舗禁煙を徹底。 |
・居酒屋1店舗を除き、全店禁煙の方向としている。喫煙可能な4店舗のうち、都内の店舗は喫煙席、禁煙席に分離されている。 |
・郊外の店舗も、禁煙化の流れの中で、禁煙にすることができるのではないかと考えている。 |
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写真18−1
店舗入口の喫煙スペース
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写真18−2
店舗入口の表示 |
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写真18−3
店舗内表示
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写真18−4
屋外喫煙コーナー |
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写真18−5
資料室喫煙ルール
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写真18−6
資料室(18時以降喫煙可) |
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写真18−7
屋外喫煙スペース |
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