安全衛生情報センター
物質名(CAS No) | 有害性情報 (発ガン性評価、許容濃度等) |
用途の例 |
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ジメチル―2,2―ジクロロビニルホスフェイト (別名DDVP) | ○IARC:2B(ヒトに対して発がん性を示す可能性がある) ○日本産業衛生学会:2B(ヒトに対しておそらく発がん性があると判断できる物質。証拠が比較的十分でない物質) ○ACGIH TLV-TWA:0.01ppm(0.1mg/m3)(Inhalable FractIon & Vapor) |
家庭用殺虫剤若しくは文化財用燻蒸剤として使用 |
N,N―ジメチルアセトアミド | ○ACGIH TLV-TWA:10ppm(36mg/m3) ○日本産業衛生学会:10ppm(36mg/m3) |
反応溶媒(脱離反応)、精製溶剤、樹脂溶剤、ポリウレタン弾性繊維の溶剤、塗料はく離剤、医薬品関係(難溶化合物の溶剤) |
フタル酸ビス(2―エチルヘキシル)(別名DEHP) | ○IARC:2B(ヒトに対して発がん性を示す可能性がある) ○日本産業衛生学会:2B(ヒトに対しておそらく発がん性があると判断できる物質。証拠が比較的十分でない物質) |
機能性樹脂の可塑剤、硬質ウレタンフォーム、断熱材として使用、塩化ビニル、ニトロセルロース、メタクリル酸、塩化ゴムに良好な相溶性があり、特に塩化ビニル製品との相溶性が良いため塩化ビニル製シート、レザー、電線被覆材、農ビ用フィルム、ペーストに適する。 |
リフラクトリーセラミックファイバー | ○IARC:2B(ヒトに対して発がん性を示す可能性がある)
○日本産業衛生学会:2B(ヒトに対しておそらく発がん性があると判断できる物質。証拠が比較的十分でない物質)(人造鉱物繊維 セラミック繊維・ガラス微細繊維) ○ACGIH TLV-TWA:0.2f/cc、吸入性繊維として(2001:設定年) |
炉のライニング材、防火壁保護材、高温用ガスケット・シール材、タービン、絶縁保護材、伸縮継手への耐熱性充填材、炉の絶縁材、熱遮蔽版、耐熱材、熱によるひび、割れ目のつぎあて、炉・溶接+溶接場のカーテン |
酸化チタン(ナノ粒子) | ○IARC:2B(ヒトに対して発がん性を示す可能性がある) ○ACGIH TLV-TWA:10mg/m3 | (ルチル型)化粧品、塗料、トナー外添剤、ゴム充填剤、反射防止膜 (アナターゼ型)光触媒、工業用触媒担体塗料 |
金属インジウム | ○ACGIH TLV-TWA:0.1mg/m3 インジウムとして | 銀ロウ、銀合金接点、ハンダ、低融点合金、液晶セル電極用、歯科用合金、防食アルミニウム、テレビカメラ、ゲルマニウム・トランジスター、光通信、太陽熱発電、電子部品、軸受金属、リン化インジウム結晶の原料 |
三酸化二アンチモン | ○IARC:2B(ヒトに対して発がん性を示す可能性がある) ○ACGIH TLV-TWA:0.5mg/m3 as Sb(アンチモン及びその化合物) ○日本産業衛生学会 TWA:0.1mg/m3 as Sb(アンチモン及びその化合物、スチビンを除く) |
各種樹脂、ビニル電線、帆布、繊維、塗料などの難燃助剤、高級ガラス清澄剤、ほうろう、吐酒石、合繊触媒、顔料 |
IARC(国際がん研究機関)の発がん性分類 1 :ヒトに対して発がん性がある 2A :ヒトに対しておそらく発がん性がある 2B :ヒトに対して発がん性が疑われる ACGIH:米国産業衛生専門家会議