安全衛生情報センター
1 平成18年〜22年の林業における死亡災害の発生状況
平成18年 | 平成19年 | 平成20年 | 平成21年 | 平成22年 | |
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速報値 (8月7日現在) |
33 | 30 | 23 | 26 | 34 |
確定値 | 57 | 50 | 43 | 43 | ─ |
資料出所:死亡災害報告 2 平成22年の林業における死亡災害の特徴 (1) 作業の種類別の特徴 ・ 34人中、15人(約44%)が間伐作業中に被災しており、そのうち8人は例年は間伐作業があまり活 発に行われない4月〜7月に被災している。 ・ 34人中、21人(約62%)が伐木作業中に被災しており、そのうち6人が「かかり木処理中」に被災 している。また、「かかり木処理中」に被災したケースのほとんどが「元玉切り」などガイドライ ンで禁止されている不適切な処理方法を行った際に被災している。 ・ 34人中、8人(約24%)が複数の労働者が比較的接近して作業を行っていた際に被災している(近く で作業していた者に伐倒木が激突した等)。 (2) 年齢別、経験年数別の特徴 ・ 34人中、1O人(約29%)が「経験年数3年未満」の者となっている。 ・ 「経験年数3年未満」の者10名のうち、8名が「50歳代以上」の者となっていることから、高年齢 者の他業種からの参入により、林業作業の経験が浅い者が被災している状況が窺える。 (3) その他の特徴 ・ 被災者の所属事業場名を見ると、「○○設備」、「○○建設」、「○○商事」、「○○物産」な ど、他業種から林業に参入したと思われる事案が散見される。