別紙2
平成21年に発生した酸素欠乏症の事例
番号 |
業種 |
発生月 |
被災者数 |
発生状況 |
死亡 |
休業 |
1 |
製造業 |
6月 |
3(2) |
|
被災者は、銅精鉱(酸素を吸収する性質がある)が積み込まれた鉱石運搬船における
揚荷作業において、船倉内に吊り入れたドラグショベルのシャックルを外そうとして船倉に降りる際に意
識を失い、その後死亡した。被災者を救出するため船倉内に立ち入った労働者も意識を失い、その後死亡
した。 |
2 |
製造業 |
9月 |
1 |
1 |
被災者は、飲料抽出用タンク内で、液面感知用センサーの修理作業に従事していたが
、同タンク内及びその付近で倒れているところを発見され、その後死亡又は休業した。同タンク内は抽出
・調合の工程で内容液の酸化防止のため窒素を注入しており、これにより酸素欠乏状態となっていたもの
。 |
3 |
建設業 |
10月 |
|
1 |
被災者は、下水道の推進工法を行うに当たり、下水管の到達点となる既設の下水道マ
ンホール内において、状況確認及び計測を行う作業に従事していたが、マンホール内で意識を失い、その
後休業した。 |
備考
1 被災者数の( )内の数は、いわゆる二次災害での被災者数で内数である。
2 「休業」は、休業4日以上のものである。
平成21年に発生した硫化水素中毒の事例
番号 |
業種 |
発生月 |
被災者数 |
発生状況 |
死亡 |
休業 |
1 |
建設業 |
5月 |
|
3(1) |
被災者は、腐泥等が存在する干拓地における下水管敷設作業に従事していたが、立
坑内での下水管の引き抜き作業中に地下水に溶解していた硫化水素が噴出し意識を失い、その後休業した
。被災者を救出するため立坑内に立ち入った労働者も救出活動後に意識を失い、その後休業した。 |
備考
1 被災者数の( )内の数は、いわゆる二次災害での被災者数で内数である。
2 「休業」は、休業4日以上のものである。