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(平成23年10月28日 基安労発1028第1号・基安化発1028第1号により廃止) 参考情報5 1,2-ジクロロプロパンの基本情報
化学式 | CH3CH Cl CH2Cl | |
別名 | 二塩化プロピレン | |
CAS No. | 78-87-5 | |
物理化学的性質 | 分子量 比重 沸点 溶解性 |
112.99 1.1559 96.20℃ 水に難溶、エタノール、エーテルに易溶 |
常温での性状 | 無色透明の液体 | |
生産量 | 8,931t (平成8年) | |
用途(中間体等) | テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン及び四塩化炭素の原料、金属洗浄溶剤、石油精製用触媒の活性剤 | |
法令による規制の現状 | 化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律:第2条第2種監視化学物質 |
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がん原性評価 | IARC:3 (Not classifiable as to carcinogenicity to humans) 日本産業衛生学会:評価なし ACGIH:A4 (Not classifiable as a human carcinogen) |
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動物に対する評価 | ||
国が実施したがん原性試験等の結果概要 (吸入) |
ラットでは、雄雌に鼻腔腫瘍の発生増加が認められ、がん原性を示す証拠であると考えられた。 マウスでは、雄にハーダー腺の腺腫の発生増加が認められ、雄に対するがん原性を示唆する証拠であると考えられた。また、雌に細気管支-肺胞上皮がんを含む肺腫瘍の発生増加が認められ、雌に対するがん原性を示す証拠であると考えられた。 |
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変異原性の有無、強さ | 日本バイオアッセイ研究センターで実施した変異原性試験では、微生物を用いた試験で代謝活性化のある場合及びない場合とも、使用した全ての菌株で陰性を示した。 文献によると、微生物を用いた試験(代謝活性化のある場合及びない場合とも)、培養細胞を用いた染色体異常試験と姉妹染色分体交換試験、マウスリンフォーマ試験で陽性の結果が報告されている。 |
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ばく露限界 | ACGIH :10 ppm (TWA) | |
ヒトへの影響 | - | |
資料出所 | 「労働安全衛生法有害性調査制度に基づく既存化学物質変異原性試験データ集 補遺2版」日本化学物質安全・情報センター |