番号 |
発生月 |
業種 |
気温
(℃) |
|
年齢 |
発 生 状 況 |
主な発生原因 |
1 |
6 |
その他の事業 |
27℃ |
46% |
30歳代 |
牧草地における水分を補給しながらの測量作業中、被災者は測量地点に移動していたが、午後4時5分ころ、姿が見えなくなり、午後4時10分ころに牧草地の測定地点付近で倒れているところを発見された。
人工呼吸、心臓マッサージが行われたが、同日搬送先の病院で死亡。 |
・塩分の補給に関すること
・健康状態の確認に関すること
・労働衛生教育に関すること |
2 |
6 |
建設業 |
33℃ |
39% |
30歳代 |
住宅修繕工事現場における水分を補給しながらの点検等作業中、被災者は午後4時20分ころ、転倒した旨を家族に電話連絡したが、その後連絡不能となったことから、家族が被災者を探したところ、午後5時ころ現場付近で倒れていたところを発見された。
同日搬送先の病院で死亡。 |
・塩分の補給に関すること
・健康状態の確認に関すること
・作業場所の把握及び巡視に関すること
・労働衛生教育に関すること |
3 |
7 |
建設業 |
28℃ |
82% |
30歳代 |
下水道工事現場における水分を補給しながらの片付け等作業中、被災者は重機の誘導を行っていたが、午後4時15分ころにふらつき始め、午後4時30分ころには倒れ込んだ。
氷で身体を冷やしたものの、同日搬送先の病院で死亡。 |
・塩分の補給に関すること
・健康状態の確認に関すること
・労働衛生教育に関すること
・救急措置に関すること |
4 |
7 |
建設業 |
33℃ |
54% |
30歳代 |
道路工事現場における水分及び塩分を補給しながらの舗装等作業中、被災者はスコップでアスファルトを均していたが、午後3時ころ、ふらついたことから日陰で休憩したものの、午後4時ころに意識を失って座り込んでいるところを通行人に発見された。
搬送先の病院で3日後に死亡。 |
・休憩場所の確保に関すること
・作業場所の把握及び巡視に関すること
・労働衛生教育に関すること
・救急措置に関すること |
5 |
7 |
製造業 |
35℃ |
36% |
20歳代 |
温湿度計のない段ボール製造工場における水分及び塩分を補給しながらの片付け作業中、被災者は適度に休憩することなく段ボールの運搬を行っていたが、午後6時20分ころ、気分が悪くなったことから、通風及び冷房設備のある箇所で休憩したものの、午後6時25分ころ意識が薄らぎ、病院に搬送された。
搬送先の病院で翌日死亡。 |
・温度計や湿度計等の設置に関すること
・作業休止時間や休憩に関すること
・健康状態の確認に関すること
・労働衛生教育に関すること |
6 |
8 |
建設業 |
36℃ |
50% |
30歳代 |
ビル防水工事現場における水分を補給しながらの仕上げ作業中、被災者は屋上手すり壁のコーキングを行っていたが、午後2時10分ころ、高架水槽の日陰となる場所で休憩し、午後2時15分ころから、しゃがみ込んでいるところを発見され、その場で横にしたものの既に意識がなかった。
同日搬送先の病院で死亡。 |
・塩分の補給に関すること
・休憩場所の確保に関すること
・健康状態の確認に関すること
・労働衛生教育に関すること
・救急措置に関すること |
7 |
8 |
商業 |
60℃ |
− |
50歳代 |
機械室内における水分を補給しながらの害虫熱駆除システムの試運転中、被災者は熱風で約55度まで温度を上昇させた機械室の温度測定及び機器の点検作業を4時間ごとに行ったが、午後4時40分ころ体調不良となり食堂で休憩したものの、午後5時40分ころ、食堂付近の廊下で倒れているところを発見された。
心臓マッサージが行われたものの、同日搬送先の病院で死亡。 |
・塩分の補給に関すること
・健康状態の確認に関すること
・作業場所の把握及び巡視に関すること
・労働衛生教育に関すること |
8 |
8 |
建設業 |
34℃ |
75% |
50歳代 |
学校改築工事現場における水分を補給しながらの型枠解体作業中、被災者は型枠材の片付け作業を行ったが、午後5時30分ころの作業終了時に気分が悪くなり座り込んだため、休憩したものの、午後6時10分ころには嘔吐し始めた。
同日搬送先の病院で死亡。 |
・塩分の補給に関すること
・健康状態の確認に関すること
・労働衛生教育に関すること
・救急措置に関すること |
9 |
8 |
製造業 |
27℃ |
81% |
50歳代 |
セメント製造工場の温湿度計及び冷房設備のない地下室において、被災者は水分を補給しながらベルトコンベヤーから漏れ落ちた約60度の水砕スラグをスコップでベルトコンベヤーに戻す作業を行っていたが、午後5時30分ころ姿が見えなくなり、午後5時55分ころ、コンベヤー付近で意識がなく、呼吸もしていない状態で倒れているところを発見された。
同日搬送先の病院で死亡。 |
・適度な通風や冷房を行うための設備に関すること
・塩分の補給に関すること
・温度計や湿度計等の設置に関すること
・健康状態の確認に関すること
・作業場所の把握及び巡視に関すること
・労働衛生教育に関すること |
10 |
8 |
運輸交通業 |
33℃ |
51% |
40歳代 |
温湿度計及び冷房設備のない倉庫内において、被災者は水分を補給しながら荷物の仕分けをし、午後2時50分から午後3時5分まで休憩室で休憩したが、休憩室を出てから姿が見えなくなり、午後4時20分ころ、トイレで意識がなく倒れているところを発見された。
心臓マッサージが行われたものの、同日搬送先の病院で死亡。 |
・適度な通風や冷房を行うための設備に関すること
・塩分の補給に関すること
・温度計や湿度計等の設置に関すること
・健康状態の確認に関すること
・作業場所の把握及び巡視に関すること
・労働衛生教育に関すること |
11 |
8 |
その他の事業 |
37℃ |
51% |
30歳代 |
午前11時30分から翌日午前4時まで営業しているラーメン店の温湿度計及びスポットクーラー等のない厨房における調理作業中、被災者は適度に休憩することなく水分及び塩分を補給しながら調理したものの、午前2時30分に足元がふらついたことから厨房裏口の通路で休憩したが、倒れているところを発見された。
搬送先の病院で翌日死亡。 |
・適度な通風や冷房を行うための設備に関すること
・温度計や湿度計等の設置に関すること
・作業休止時間や休憩時間に関すること
・健康状態の確認に関すること
・労働衛生教育に関すること
・救急措置に関すること |
12 |
8 |
建設業 |
36℃ ※ |
51% ※ |
30歳代 |
屋外の鉄筋加工場において、被災者は水分を補給しながら鉄筋の結束、玉掛け作業等を行い、午後5時には作業を終了し帰宅したものの、作業翌日の午前6時30分ころ、倒れてけいれんしているところを家族に発見された。
同日搬送先の病院で死亡。 |
・塩分の補給に関すること
・労働衛生教育に関すること |
13 |
8 |
建設業 |
30℃ |
47% |
60歳代 |
共同住宅新築工事現場における水分を補給しながらの片付け作業中、被災者は廃材を貨物自動車に積込んでいたが、午前11時55分ころ、けいれんして倒れ、 冷房の効いた場所に運ばれたものの、心肺停止となった。
同日搬送先の病院で死亡。 |
・塩分の補給に関すること
・健康状態の確認に関すること
・労働衛生教育に関すること |
14 |
8 |
その他の事業 (警備業) |
33℃ |
60% |
50歳代 |
工事現場における水分を補給しながらの交通誘導中、被災者は適度に休憩することなく車輌や通行人の誘導を行っていたが、午後3時20分ころ倒れ、心臓マッサージが行われたものの、既に意識はなかった。
同日搬送先の病院で死亡。 |
・塩分の補給に関すること
・作業休止時間や休憩時間に関すること
・健康状態の確認に関すること
・労働衛生教育に関すること |
15 |
8 |
建設業 |
33℃ |
57% |
50歳代 |
共同住宅新築工事現場における水分を補給しながらの基礎ブロック破砕作業中、被災者は砂利等の運搬作業を行っていたが、午前11時ころ、ふらつき始めたことから休憩したものの呼吸困難となった。
同日搬送先の病院で死亡。 |
・塩分の補給に関すること
・健康状態の確認に関すること
・労働衛生教育に関すること
・救急措置に関すること |
16 |
8 |
建設業 |
32℃ |
65% |
30歳代 |
建物解体工事における水分を補給しながらの片付け作業中、被災者は木屑等を集積していたが、午後3時25分ころ、体調不良となり、休憩したものの震えも出現したため、病院に搬送した。
搬送先の病院で翌日死亡。 |
・塩分の補給に関すること
・健康状態の確認に関すること
・労働衛生教育に関すること
・救急措置に関すること |
17 |
9 |
その他の事業 (警備業) |
32℃ |
66% |
50歳代 |
工事現場におけるスポーツドリンクを摂取しながらの交通誘導中、被災者は適度に休憩することなく車輌や通行人の誘導を行っていたが、午後2時ころ、体調不良から誘導箇所付近の日陰で休憩したものの、立上ることができなくなり、意識ももうろうとしてきたことから、身体を冷やす等したが意識がなくなった。
搬送先の病院で翌日死亡。 |
・休憩場所の確保に関すること
・作業休止時間や休憩時間に関すること
・健康状態の確認に関すること
・労働衛生教育に関すること
・救急措置に関すること |
18 |
9 |
建設業 |
33℃ |
45% |
30歳代 |
家屋解体工事現場における溶断作業中、被災者は水分を補給しながら鉄骨等をガス溶断していたが、午後1時30分ころ、意識を失い倒れているところを発見された。
同日搬送先の病院で死亡。 |
・塩分の補給に関すること
・健康状態の確認に関すること
・作業場所の把握及び巡視に関すること
・労働衛生教育に関すること |
※ 死亡前日の午後5時時点のもの。