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別紙2
変異原性が認められた既存化学物質に関する情報一覧

番号

名称

官報公示整理番号

CAS番号

構造式

物理化学的性質

用途

微生物を用いる変異原性試験結果
比活性値(revertants/mg)

ほ乳類培養細胞を用いる染色体異常試験
D20値(mg/ml)

1

2−アミノ−4−クロロフェノール

3-906(化)

95-85-2

構造式

灰色又は茶色の結晶性粉末
分子量:143.57
融点:137℃
比重:0.88

 

 

医薬品
写真薬
染料中間体

1.29×102

0.00092

2

4−アミノフェノール

3-675(化)

123-30-8

構造式

無色又は淡紫色板状結晶
分子量:109.13
融点:186℃
沸点:284℃(分解)

 

 

医薬品中間体
染料中間体
ゴム用老化防止剤

毛皮用酸化染料
写真現像薬

6.08×10

0.00078

3

2−アミノベンゼンチオール

3-2899(化)

137-07-5

構造式

淡黄色液体又は固体
分子量:125.19
融点:16〜26℃
沸点:234℃
水に難溶、アルコール類、BTX類に自由に混合

医薬品原料
有機合成原料

7.42×102

0.0069

4

アリルアルコール

2-260(化)

107-18-6

構造式

透明液体
分子量:58.08
融点:-129℃
沸点:96.9℃
引火点:21.5℃
比重:0.8535

医薬品原料
樹脂原料
香料原料
難燃化剤原料

陰性

0.0062

5

4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール

3-503(化)

140-66-9

構造式

白色フレーク状
分子量:206.33
融点:83.5〜84.0℃
沸点:276.0℃

 

 

油溶性フェノール樹脂原料
界面活性剤原料

陰性

0.066

6

3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸

4-398(化)

92-70-6

構造式

黄色薄片状結晶
分子量:188.18
融点:222〜223℃
冷水に不溶、熱水に微溶

 

染料中間体
有機顔料中間体

1.20×10

0.26

7

ヒドロキノン

3-543(化)

123-31-9

構造式

白色針状結晶
分子量:110.11
融点:172.3℃
沸点:287℃
引火点:165℃
発火点:515℃

 

写真現像薬
ゴム薬品
染料中間体

陰性

0.0012

8

1−ブロモブタン

2-74(化)

109-65-9

 

構造式

無色透明液体
分子量:137.02
融点:-112℃
沸点:101.3℃
水に不溶

医薬品・農薬中間体
塩化ビニル安定剤原料

0.05%

 

9

2−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン

8-(3)-1074

71255-78-2

構造式

黄色粉末
分子量:435.89
融点:140℃
水に難溶

感光材料

2.77×104

0.00051

(注1) 官報公示整理番号とは、労働安全衛生法第57条の3第1項の規定に基づく労働安全衛生法施行令第18条の3第4号に定める化学物質及び労働安全衛生法第57条の3第3項の規定によりその名称が公表された化学物質について、官報公示の際に付けられた番号である。
(注2) 官報公示整理番号の後に付した(化)は、当該番号が昭和54年6月29日までに「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」に基づき官報公示された際に付けられた番号であることを示すものである。
(注3) CAS番号とは、米国化学会のケミカル・アブストラクト・サービス(CAS)において化学物質検索を容易にするために付けられた番号のことであり、国際的に文献調査等の際に広く利用されているものである。
(注4) 物理化学的性質及び用途は、14705の化学商品(化学工業日報社)等の記載によるものである。
(注5) 比活性値とは、被験物質単位量当たりについて、微生物のDNA(デオキシリボ核酸)に対し突然変異を誘発する程度を表したものである。
(注6) D20値とは、細胞の20%に染色体異常を誘発する被験物質の濃度を表したものである。