別紙 | ||
コンクリート養生用等圧力容器の破裂災害再発防止対策
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ロックリングを油圧シリンダーで広げることにより圧力容器のふたを固定し、ロックリングのすき間にロックプレートを差し込む方式の第一種圧力容器について、下記の対策を講じること。 <製造メーカー及び設置事業場によって実施すべき事項> |
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1 | ロックリングの周長、幅の寸法及びロックプレートの寸法を測定し、設計値と相違がないかどうか確認すること。 | |
2 | 通常の作業手順によりふたを固定した後、油圧シリンダーを縮め、ロックリングとロックプレートの隙間をなくした状態において、ロックリングが胴フランジの全周に渡って、十分な掛かり代をもって固定されているかどうか確認すること。 | |
3 | 上記1及び2の確認の結果、問題が認められる場合は、ロックリングの交換等の改修を行うこと。 |
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<製造メーカーにおいて実施すべき事項> | ||
1 | ロックリングに位置ずれ、変形、損耗等があった場合における、ロックリングの交換等の改修についての基準を設置事業場に周知すること。 |
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<設置事業場において実施すべき事項> | ||
1 | ロックリングが掛かる胴フランジの溝部は、常に清浄に保つこと。 | |
2 | コンクリート養生作業時等において、第一種圧力容器内を加圧する直前に、油圧シリンダーが正常に拡張していること及びロックプレートが確実に差し込まれていることを確認すること。 | |
3 | ロックリングに位置ずれ、変形、損耗等がある場合は、ロックリングの交換等の改修についての基準に従い、適切な整備を行うこと。 |