平13.3.30 基発第212号　別紙2｜安全衛生情報センター

別紙2
FRP製第一種圧力容器の製造許可の基準
1	構造の基準 FRPを材料とする第一種圧力容器は、FRP製圧力容器等の構造の基準に適合しているものであること。
2	製造設備等の基準第一種圧力容器に係る製造又は検査のための設備、工作者及び工作責任者は、次に掲げる要件に適合するものであること。
	(1)	製造又は検査のための設備
		イ	成形作業を行う建物は堅牢で、適正な成形条件を保つために必要な措置を講じたものであること。
		ロ	成形作業を行う建物の窓には、積層品に直射日光が入射することがないように適当な遮蔽設備を有し、また、スチレンガス及び有害なほこりを排気するための有効な換気装置を有すること。
		ハ	樹脂液、触媒、促進剤及び繊維基材等の異常な経時変化を防ぐため、これらの材料を保管する場所(樹脂液、触媒及び促進剤にあっては、直射日光の入らない冷暗所、繊維基材にあっては、清浄で乾燥した場所)を有すること。
		ニ	水圧試験装置を有すること。
	(2)	工作者工作者は、次のいずれかに該当する者であること。
		イ	強化プラスチック成形技能士の2級以上の有資格者であること。
		ロ	製造又は検査を行う者は、FRP製構造物の工作について3年以上の経験がある者であること。
	(3)	工作責任者工作責任者は，次のいずれかに該当する者であること。
		イ	学校教育法による大学又は高等専門学校を卒業した者で，FRP製塔槽類の設計、工作又は検査について2年以上の経験があるもの。
		ロ	学校教育法による高等学校を卒業した者で、FRP製塔槽類の設計、工作又は検査について5年以上の経験があるもの。
		ハ	FRP製塔槽類の設計、工作又は検査について8年以上の経験があるもの。
3	製造作業要領書容器を製造しようとする者は、あらかじめ製造作業要領書を作成し、これに基づき作業を実施すること。