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表2

制御機構の区分

内容

1 再起動防止回路 急停止機構等の作動によって機械が停止したときや、停電後に機械への通電が復帰したときに、作業者が再起動操作を行わなければ、機械を再び起動できないようにする回路。
2 ガード用のインターロックの回路 機械の運転中に作業者が危険領域内へ侵入するのを防止する回路。機械が停止した後にガードのロック機構を解除し、作業者が危険領域内へ侵入するのを許可する方式と、ガードを開いたときに機械が急停止する方式の二種類がある。
3 急停止用の回路 機械側で何らかの異常を感知したときに、直ちに機械の運転を停止させる回路。作業者がガードを開いたとき、安全装置が作動したとき、機械が何らかの故障や異常を起こしたときなどに作動する。
4 非常停止用の回路 作業者が何らかの異常を感知したときに直ちに機械の運転を停止させる回路。機械の運転中に労働災害が発生しかねない不測の事態が起きたときや、機械に異常が生じたとき、作業中にトラブルが発生したときなどに作動させる。
5 行き過ぎ防止用の回路 機械があらかじめ設定した位置・角度等を超えて行き過ぎないように監視を行い、行き過ぎが生じたときは直ちに機械を停止させる回路。
6 操作監視用の回路 作業者が正しい操作をしたときに限り、起動信号を発生させる回路。
7 ホールド停止監視用の回路 ホールド停止状態にある機械が故障や電磁ノイズ等の影響によって暴走しないよう監視を行い、暴走が起きたときに直ちに機械を停止させる回路。
8 速度監視用の回路 機械を低速状態で運転するときに、故障や電磁ノイズ等の影響によって機械があらかじめ定めた速度を超えて暴走しないように監視を行い、暴走が起きたときは直ちに機械を停止させる回路。
9 ホールド・ツー・ランの回路 作業者が操作装置を押しているときに限って機械が運転を開始し、操作装置から手指等を離したときは直ちに機械を停止させる回路。