11.作業環境
基本的事項 |
評価内容 |
(1) 坑内環境 | |
[1]温度・炭酸ガス濃度 | ・温度・炭酸ガス濃度の基準を定め、定期的に測定すること。 ・測定結果を記録し、これを保存すること。 ・測定結果に応じ、必要な措置を講じること。 |
[2]視界・照明 | ・安全に作業を行うための視界を保持すること。 ・作業箇所及び通路面は、必要な照度を保持すること。 ・照明設備は、定期的に点検すること。 ・照明設備は、明暗の対照が著しくなく、かつ、まぶしさを生じない措置を講じること。 |
(2) 換気 | ・換気方法は、工事規模、施工方法等を考慮した適切なものとすること。 ・通気量の測定、漏風のチェック等、換気の管理を行うこと。 ・測定結果を記録し、これを保存すること。 ・測定結果に応じ、必要な措置を講じること。 |
(3) 粉じん対策 | ・坑内の掘削、積込み場所等粉じん発生のおそれのある箇所には、湿潤な状態を保つための設備を設ける等の対策を講じること。 以下、切羽が開放型シールドに限る。 ・適切な換気計画を定めること。 ・粉じん濃度を定期的に測定すること。 ・測定結果を記録し、これを保存すること。 ・測定結果に応じ、必要な措置を講ずること。 ・呼吸用保護具等の適切な保護具を備え付けること。 |
(4) 酸欠・有毒ガス対策 | ・適切な換気計画を定めること。 |
[1]酸欠・有毒ガス対策 | ・酸素・硫化水素等の濃度測定を作業開始前に行うこと。 ・測定結果を記録し、これを保存すること。 ・測定結果に応じ、必要な措置を講じること。 ・呼吸用保護具等の適切な保護具を備え付けること。 ・酸素欠乏危険作業では、作業主任者を選任すること。 ・酸素欠乏危険作業では、特別教育終了者により作業すること。 |
[2]可燃性ガス対策 | ・適切な換気計画を定めること。 ・毎日、地山の観察や可燃性ガスの測定を行うこと。 ・必要により、自動警報装置を設置すること。 ・火気管理を厳重に行うこと。 ・必要により、電気設備の防爆化等の火源対策を行うこと。 |
(5) 振動・騒音対策 | |
[1]振動 | ・防振対策を施した振動工具の使用を計画すること。 ・振動業務の作業時間の管理を行うこと。 ・防振手袋を使用する等作業方法の適正化を行うこと。 ・作業開始時等に体操を行うこと。 ・健康診断の実施等適切な健康管理を行うこと。 ・労働衛生教育を行うこと。 |
[2]騒音 | ・騒音測定の実施と測定結果に基づく措置を行うこと。 ・防音保護具を使用すること。 ・健康診断を実施すること。 ・労働衛生教育を行うこと。 |
(6) その他 | ・作業場は、清潔に保つこと。 ・湿潤現場では、被服の乾燥設備を設けること。 ・適当な数の便所又は便器を備えること。 |