5.7 張出し場所打ち工法
基本的事項 |
評価内容 |
参考 施工時における留意事項 |
5.7.1 移動作業車の選定 |
1 移動作業車は、荷重条件に対し、十分な耐力を有すること。 2 地形条件、気象条件に適合し、十分な作業空間を有する移動作業車を選定すること。 3 屋根及びその付属品の耐力を検討すること。 4 移動作業車からの飛来・落下防止の措置を講じること。 |
1 道路及び航路上では、標識、照明、制限高表示を行うこと。 2 架空電線のある箇所は、必要に応じて電線の防護を行うこと。 |
5.7.2 移動作業車の組立て、解体 |
1 アンカーの耐力及び固定方法を検討すること。 2 移動作業車の内部に組立てられる足場の構造について検討すること。 |
1 作業手順を定めること。 2 地組みは、安全かつ運搬に支障のない場所を選ぶこと。 3 ボルト、ナット、継目板等は、点検を行うこと。 4 ボルトの締付けは、確実にすること。 5 レールの設置及びメーンフレーム横梁の組立て状態が良好であることを確認すること。 6 レールは、アンカー鋼棒に確実に固定すること。 7 レール上にメーンフレームを乗せるときは、倒れないようにトラワイヤを設け、垂直に設置すること。 8 作業台車のアンカーは、確実に固定されていることを確認すること。 9 アンカー鋼棒の継手カップラーのねじ込み量を確認すること。 10 適切な昇降設備を設けること。 |
5.7.3 移動作業車の移動 |
移動にあたってのアンカーの固定状態を検討すること。 |
1 作業手順を定めること。 2 脱わくを確認して移動させること。 3 移動中は、移動作業車の状態を監視すること。 4 ジャッキは、移動作業車がひずまないように左右均等に操作すること。 5 左右メーンフレームは水平に保つこと。 6 移動作業車が低位置にきたら、速やかにワーゲンアンカーをとること。 |
5.7.4 張出し工 |
1 偏荷重による橋体の転倒に対し、テンポラリーアンカー及び仮支承の耐力を検討すること。 2 仮支柱を設ける場合は、基礎及び仮支柱の耐力を十分検討すること。 |
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5.7.5 柱頭部工 |
1 ブラケットは、荷重条件に対し、十分な耐力を有すること。 2 ブラケット取付けアンカーボルトの強度及び締付けの順序について検討すること。 3 支保工の構造、耐力を検討すること。 4 仮支承工の撤去時における飛来・落下防止の措置を検討すること。 5 ブラケットの解体、撤去作業の順序を検討すること。 |
1 取付け用足場については、4.1参照 2 仮支承工の撤去は、仮締め鋼棒の解放を確認後行うこと。 3 ブラケットの締付けボルトの解放は、順次下段より、上段へ行うこと。 |
5.7.6 連結工 |
1 つり支保工の構造及び耐力を検討すること。 2 取付け用足場の構造及び耐力を検討すること。 |
1 つり材は、損傷、変形、又は腐食のないものを使用すること。 2 つり支保工の固定は確実に行うこと。 3 取付け用足場については、4.1参照 4 昇降設備は適切に設けること。 5 防護設備については、4.4参照 |
5.7.7 その他工種別作業 |
3.1〜3.6参照 |