5.4 押出し架設工法
基本的事項 |
評価内容 |
参考 施工時における留意事項 |
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5.4.1 製作ヤード工 |
1 製作ヤードの位置は、架設する橋梁の縦断及び平面線形を考慮して定めること。 2 製作台は有害な変形沈下を生じない構造とすること。 3 万一の不等沈下等に備えて高さ修正ができる装置を備えること。 4 支保工上に設置する場合の支保工については、5.5参照 |
1 適切な昇降設備を設けること。 2 作業足場を確保すること。 |
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5.4.2 型わく工 |
1 特にウエブ下の型わくは堅固な構造とすること。 2 底版及び張出し型わくの微調整ジャッキは、適切に配置すること。 3 その他型わく工については、3.1参照 |
1 剥離剤等の塗布作業時は、必要に応じ安全帯を使用すること。 2 3.1参照 |
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5.4.3 鉄筋工 |
3.2参照 |
3.2参照 |
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5.4.4 PC鋼材配置工 |
3.3参照 |
3.3参照 |
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5.4.5 コンクリート工 |
3.4参照 |
1 ウエブ及び沓付近のコンクリート打設は特に十分締固めを行うこと。 2 下床版のコンクリート打設では適切な照明設備を設けること。 3 3.4参照 |
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5.4.6 プレストレッシング工 |
3.5参照 |
3.5参照 |
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5.4.7 グラウト工 |
3.6参照 |
3.6参照 |
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5.4.8 上屋設備 |
1 作業手順を定めること。 2 逸走防止装置等の安全装置の作動状態を確認すること。 |
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5.4.9 押出し架設 |
1 架設中の各階段における本体桁の応力変形及び本体の安定を検討すること。 2 架設中の各階段における手延桁の応力変形及び継手耐力を検討すること。 3 橋台、橋脚の支持部分に地震等において横移動しないようストッパーを設け、ジャッキ等によって本体位置の修正可能な構造とすること。 4 押出しジャッキの性能を検討すること。 5 仮支柱を使用する場合は、次によること。 |
1 作業手順を定めること。 2 作業指揮者を指名し、各装置の取扱い者と緊密な連携を図ること。 3 架設中の本体の安定を確保すること。 4 押出し軌道が正確であることを確認すること。 5 押出し量の確認を行うこと。 6 桁の押出し架設開始前に上屋設備、昇降設備、型わく等が押出しの障害となっていないことを確認すること。 7 高圧ホースの取付け、取外しのときは、圧力がかかっていないことを確認すること。 8 ジャッキの配管及び油圧装置は十分点検し、押出し作業中は、配管等に損傷を与えないよう保護すること。 9 押出し用ジャッキのストローク長は、左右正しくセットすること。 10 押出し装置は、水平におき、押出し方向に対して正しくセットすること。 11 アンカーブラケット、アンカーバー、反力台に変形や損傷等異常のないことを確認すること。 12 押出し作業区域内に関係者以外を立入らせないこと。 13 仮支柱は、万一の不等沈下等にそなえ、高さ修正ができる装置を備えること。 |
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イ 鉛直及び水平の両荷重に対して、十分剛な構造とし、かつ、安全性を有すること。 | |||
ロ 基礎は十分な耐力を有すること。 | |||
ハ 適切な昇降設備及び墜落の防護設備を有すること。 | |||
6 手延桁には手すりを設けるなど、墜落防止の措置を講じること。 | |||
1 強風、積雪等に耐える構造とすること。 2 門型クレーンは荷重条件に対し、十分なつり上げ能力、必要なつり代を有すること。 3 門型クレーン設置場所の地耐力を検討すること。 |