(令和5年3月31日 自主検査指針公示第23号により廃止)
5.1 制動装置
検 査 項 目 |
検 査 方 法 |
判 定 基 準 |
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5.1.1 制動装置 |
(1)走行ブレーキ | [1]
ペダルの遊び量及びペダルを踏み込んだときの床面とのすき間を測定する。 [2] 機械を走行させてブレーキの効き具合及び片効きの有無を調べる。 |
[1]
メーカーの指定する基準値内であること。 [2] 片効きがなく効き具合が適正であること。 不整地運搬車構造規格の規定に適合すること。 |
(2)駐車ブレーキ | [1]
レバーをいっぱいに引いて、レバーのつめがラチェットにかみ合った状態で、引きしろに余裕があるかを調べる。 [2] 機械を無負荷状態で1/5こう配の床面で停止の状態に保持できるかを調べる。 [3] レバーを反復作動させて引き力及び戻り具合を調べる。 [4] ラチェット部の損傷及び摩耗の有無を調べる。 |
[1]
引きしろに余裕があること。 [2] 不整地運搬車構造規格の規定に適合すること。 [3] 引き力又は戻り具合が正常であること。 [4] 損傷又は著しい摩耗がないこと。 |
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(3)ロッド、リンク及びケーブル類 | [1]
ロッド、リンク及びケーブル類の損傷並びにクランプの緩みの有無を調べる。 [2] ブレーキを反復作動させ、連結部の緩み及びがた並びに割りピンの欠損の有無を調べる。 |
[1] 損傷又は緩みがないこと。 [2] 連結部の緩み若しくはがた又は割りピンの欠損がないこと。 |
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(4)ペダルロック [クローラ式] |
[1]
ペダルを踏み込み、足を離したときに確実にロックされているかを調べる。 [2] ロック状態におけるブレーキの効き具合を調べる。 [3] ロック部の損傷及び摩耗の有無を調べる。 |
[1]
確実にロックされていること。 [2] ブレーキが十分に効いていること。 [3] 損傷又は著しい摩耗がないこと。 |