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2  燃焼装置

検査項目

検査方法

判定基準

2.1
油加熱装置
温度調節器 [1] 作動状態を調べる。
※[2] 必要に応じて、電気接点の接触不良、短絡及び絶縁不良の有無を調べる。
[1] 油温が設定範囲内にあること。
[2] 接触不良、短絡又は絶縁不良がないこと。
2.2
燃料ポンプ
(1)配管 燃料油の漏れの有無を調べる。 漏れがないこと。
(2)グランド部 シール部について燃料油の漏れ及び異常昇温の有無を調べる。 漏れ又は異常昇温がないこと。
(3)軸受 振動、油漏れ及び過熱の有無並びに給油状態を調べる。 振動、油漏れ又は過熱がなく、油量及び油質が適当であること。
(4)回転部 異常音及び異常振動の有無を調べる。 異常音又は異常振動がないこと。
2.3
主バーナ本体
(1)ノズル、スタビライザ(保炎器)及びアトマイジングカップ 焼損、変形、損耗及びすす等の付着の有無を調べる。 焼損、変形、損耗又はすす等の付着がないこと。
(2)ロータリバーナの軸受 振動、油漏れ及び過熱の有無並びに給油状態を調べる。 振動、油漏れ又は過熱がなく、油量及び油質が適正であること。
(3)空燃比調節機構 2 メータ、CO2 メータ等により、空燃費( 空燃空気と燃料の比率) を調べる。 2 値、CO2 値等が適正であること。
2.4
パイロットバーナ本体
バーナ [1] 焼損、変形、損傷及びすす等の付着の有無を調べる。
[2] 点火炎の位置、方向及び長さを調べる。
[3] ガス燃料を使用するものにあっては、ガス圧を調べる。
[1] 焼損、変形、損傷又はすす等の付着がないこと。
[2] 主炎を点火するために適正な位置、方向及び長さであること。
[3] 正常な圧力範囲内にあること。
2.5
油ストレーナ
金網等 [1] 損傷の有無を調べる。
[2] 編目の詰まりの有無を調べる。
[3] 金網取付け部の透き間の有無を調べる。
[1] 損傷がないこと。
[2] 詰まりがないこと。
[3] 透き間がないこと。
2.6
耐火材及びバーナタイル
バーナタイル及び炉壁 のぞき窓、たき口等から、変形、焼損、脱落、損傷及びすす等の付着の有無を調べる。 変形、焼損、脱落、損傷又はすす等の付着がないこと。
2.7
ストーカ及び火格子
(1)ストーカ 運転状態を調べる。 運転が円滑に行われていること。
(2)火格子 目詰まり、損傷、焼損及び変形の有無を調べる。 目詰まり、損傷、焼損及び変形がないこと。
2.8
通風機
(1)回転部 損傷、摩耗、汚れ及び腐食の有無を調べる。
[2] 異常音及び異常振動の有無を調べる。
[1] 損傷、著しい摩耗、汚れ又は腐食がないこと。
[2] 異常音又は異常振動がないこと。
(2)軸受 異常振動、油漏れ及び過熱の有無並びに給油状態を調べる。 異常振動、油漏れ又は過熱がなく、油量及び油質が適正であること。
(3)ベーン及びダンパ 作動状態を調べる。 円滑に作動し、開度の変化が正常であること。
2.9
煙道及び煙突
外面 [1] 局部過熱による変色の有無を調べる。
[2] 破損、腐食及び割れの有無を調べる。
[3] ドラフトゲージ等により、通風の状態並びにガス漏れ及び空気の漏入の有無を調べる。
[1] 変色がないこと。
[2] 著しい破損、腐食又は割れがないこと。
[3] 通風が適正であり、ガス漏れ又は空気の漏入がないこと。
2.10
爆発戸
(1)可動板及び取付け枠 [1] 変形及び焼損の有無並びに可動状態を調べる。 変形又は損傷がなく、可動状態が正常であること。
(2)押さえばね 折損、さび及び汚れの有無を調べる。 折損、著しいさび又は汚れがないこと。
2.11
サービスタンク
(1)油面調節器 [1] フロートスイッチの作動状態を調べる。
[2] フロートの損傷の有無及び動きの状態を調べる。
[3] ベローズのき裂及び燃料油の漏れの有無を調べる。
[1] 正常に作動すること。
[2] 損傷がなく、動きが円滑であること。
[3] き裂又は漏れがないこと。
(2)油面計 作動状態を調べる。 正常に作動すること。
備考  ※印を付した検査は、当該ボイラーの関係部分の作動を停止し、安全を確認した上で実施すること。