9 荷重試験
検 査 項 目 |
検 査 方 法 |
判 定 基 準 |
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9.1 つり上げ試験 |
(1)つり上げ能力 | [1]
無負荷運転を行い、作動状態を調べる。 [2] 定格荷重の荷をつり、定格速度で巻き上げ及び巻き下げて巻上装置の異音、発熱及び振動の有無を調べる。 |
[1]
円滑に巻上げ及び巻下げが行われること。 [2] 異音、著しい発熱又は振動がないこと。 |
(2)ブレーキ能力 | [1]
無負荷運転を行い、各ブレーキの作動状態を調べる。 [2] 定格荷重の荷をつり、定格速度で運転し、各ブレーキの作動状態を調べる。 |
[1]
確実に停止すること。 [2] 確実に停止し、異音、著しい発熱又は振動がないこと。 |
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(3)機械部 | 定格荷重による試験の後、巻上げワイヤロープとその取付け部、シーブ、ドラム等の異常の有無を調べる。 | き裂、破損又は変形がないこと。 | |
9.2 走行・横行試験 |
(1)走行・横行能力 | [1]
無負荷運転を行い、走行装置及び横行装置の作動状態を調べる。 [2] 定格荷重の荷をつり、定格速度で走行及び横行し、異音、発熱及び振動の有無を調べる。 |
[1]
走行及び横行が円滑に行われること。 [2] 異音、著しい発熱又は振動がないこと。 |
(2)ブレーキ能力 | [1]
無負荷運転を行い、各ブレーキの作動状態を調べる。 [2] 定格荷重の荷をつり、定格速度で運転し、各ブレーキの作動状態を調べる。 |
[1]
確実に停止すること。 [2] 確実に停止し、異音、著しい発熱又は振動がないこと。 |
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(3)機械部 | 定格荷重による試験の後、車輪軸、軸継手等各部の異常の有無を調べる。 | き裂、破損又は変形がないこと。 |