7 荷重試験 7.1 荷重試験
検 査 項 目 |
検 査 方 法 |
判 定 基 準 |
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7.1.1 つり上げ試験等 |
(1) つり上げ能力 | 定格荷重の荷をつり上げて、つり上げ能力の有無を調べる。 | つり上げ能力があること。 |
(2) ブレーキ能力 | 定格荷重の荷をつり、ブレーキ能力の有無を調べる。 | ブレーキ能力があること。 | |
(3) ジブ起伏能力 | 定格荷重の荷をつり、ジブを起伏させて起伏能力の有無を調べる。 | 起伏能力があること。 | |
(4) 起伏ブレーキ能力 | 定格荷重の荷をつり、起伏ブレーキ能力の有無を調べる。 | 起伏ブレーキ能力があること。 | |
(5) 機械各部 | 機械各部の異常の有無を調べる。 | 機械各部に異常がないこと。 | |
7.1.2 旋回試験等 |
(1) 旋回能力 | 定格荷重の荷をつって旋回を行い、旋回能力の有無を調べる。 | 旋回能力があること。 |
(2) ブレーキ能力 | 定格荷重の荷をつったときの旋回ブレーキ能力の有無を調べる。 | ブレーキ能力があること。 | |
(3) アウトリガ能力 | [1] 旋回試験中に本体の揺動の有無を調べる。 | [1] 著しい揺動がないこと。 | |
[2] 車体をジャッキアップし、自然降下量を調べる。 | [2] 標準降下量の2倍を超えないこと。 | ||
7.1.3 走行試験 |
(1) 走行能力 | 定格荷重の荷をつって走行し、走行能力の有無を調べる。ただし、移動式クレーン明細書に荷をつった状態における定格速度が0である旨記載されているものを除く。 | 定格速度が出ること。 |
(2) 走行ブレーキ能力 | 定格荷重の荷をつって走行し、ブレーキ能力の有無を調べる。ただし、移動式クレーン明細書に荷をつった状態における定格速度が0である旨記載されているものを除く。 | ブレーキ能力があること。 | |
〔備考〕 1 この指針は、トラッククレーン、ホイールクレーン又はクローラクレーンについて、クレーン等安全規則(昭和47年労働省 令第34号)第76条の規定により1年以内に1回、定期に自主検査を行う場合の検査項目、検査方法及び判定基準を定め たものである。 2 道路運送車両法(昭和26年法律第185号)の適用を受ける移動式クレーンであって、同法第48条第1項の規定に基づく 定期点検基準に定める点検を「下部走行体」について実施し、その点検を行ったことが記録等により確認されるものにつ いては、当該部分に係る自主検査を省略して差し支えないものであること。 |