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試験の種類
試験方法
条件
逆火試験
乾式安全器の通常の使用状態においてガスの入口となる接続口(以下「入口」という。)と混合ガス(アセチレン及び酸素の混合ガスであって、当該混合ガスが完全燃焼する構成比のものをいう。以下この表において同じ。)の供給装置とを導管により連結し、乾式安全器の通常の使用状態においてガスの出口となる接続口(以下「出口」という。)と鋼管とを接続し、鋼管内で出口から五メートル以上離れた位置に点火器を設置し、次の第一号及び第二号又は第一号及び第三号に定めるところにより試験を行う。
一 混合ガスを入口から送気し、出口から流出させ、出口の圧力を〇・一キロパスカル以上十キロパスカル以下とした状態で点火器により点火し、入口の外側への火炎の逸走の有無及びハウジングのき裂又は変形の有無を調べる。
二 混合ガスを入口から送気し、出口から流出させ、出口の圧力を最高使用圧力(安全器を使用することができる最大の圧力をいう。以下同じ。)に等しい圧力(最高使用圧力が百五十キロパスカル未満の乾式安全器にあっては、百五十キロパスカル)とした状態で点火器により点火し、入口の外側への火炎の逸走の有無及びハウジングのき裂又は変形の有無を調べる。
三 鋼管内で点火器の外側に開閉弁を設置し、混合ガスを入口から送気し、開閉弁を閉止し、安全器及び鋼管の内部に混合ガスを充満させ、入口及び出口の圧力を最高使用圧力に等しい圧力(最高使用圧力が百五十キロパスカル未満の乾式安全器にあっては、百五十キロパスカル)とした状態で点火器により点火し、入口の外側への火炎の逸走の有無及びハウジングのき裂又は変形の有無を調べる。
入口の外側に火炎が逸走せず、かつ、ハウジングにき裂又は変形が生じないこと。
遮断試験
逆火試験を終えたままの乾式安全器を用い、入口と乾燥空気又は乾燥窒素(以下「乾燥空気等」という。)の供給装置とを導管により連結し、乾燥空気等を入口から送気し、入口の圧力を最高使用圧力の二・五倍の圧力(最高使用圧力が百キロパスカル未満の乾式安全器にあっては、二百五十キロパスカル)まで上昇させ、当該圧力を保持した状態を三十秒間以上継続し、出口からの乾燥空気等の漏えい量を測定する。
一分間当たりの乾燥空気等の漏えい量が、次の式により計算して得た値(その値が三百三十ミリリットルを超えるときは、三百三十ミリリットル)を超えないこと。
L=2D
(この式において、L及びDは、それぞれ次の値を表すものとする。
L 一分間当たりの漏えい量(単位 ミリリットル)
D 乾式安全器の入口の口径(単位 ミリメートル))
逆流試験
出口と乾燥空気等の供給装置とを導管により連結し、乾燥空気等を出口から送気することにより、次に定めるところにより、圧力を上昇させ、入口からの乾燥空気等の漏えい量を測定する。
一 出口の圧力を一分間に〇キロパスカルから六キロパスカルまで上昇させ、六キロパスカルを保持した状態を一分間以上継続し、乾燥空気等の漏えい量を測定する。
二 出口の圧力を一秒以内に〇キロパスカルから百キロパスカルまで上昇させ、百キロパスカルを保持した状態を一分間以上継続し、乾燥空気等の漏えい量を測定する。
三 出口の圧力を一秒以内に〇キロパスカルから六百キロパスカルまで上昇させ、六百キロパスカルを保持した状態を一分間以上継続し、乾燥空気等の漏えい量を測定する。
一時間当たりの乾燥空気等の漏えい量が、次の式により計算して得た値(出口の口径が十一ミリメートル未満の場合は、五十ミリリットル)を超えないこと。
L=0.41D2
(この式において、L及びDは、それぞれ次の値を表すものとする。)
L 一時間当たりの漏えい量(単位 ミリリットル)
D 乾式安全器の出口の口径(単位 ミリメートル))
気密試験
入口と乾燥空気等の供給装置とを導管により連結し、出口を閉止用の栓で閉じ、乾式安全器全体を水中に沈め、入口から乾燥空気等を送気し、入口の圧力を最高使用圧力に等しい圧力まで上昇させ、当該圧力を三十秒間以上保持し、乾燥空気等の漏えい量を測定する。
一時間当たりの乾燥空気等の漏えい量が八ミリリットルを超えないこと。
耐圧強度試験
入口と水圧ポンプとを導管により連結し、出口を閉止用の栓で閉じ、入口から水を注入し、入口の圧力を最高使用圧力の五倍の圧力(最高使用圧力が一・二メガパスカル未満の乾式安全器にあっては、六・〇メガパスカルの圧力)まで上昇させ、当該圧力を五分間以上保持し、ハウジングのき裂又は変形の有無を調べる。
ハウジングにき裂又は変形を生じないこと。