安全衛生情報センター
労働基準法第三十六条第一項の協定で定める労働時間の延長及び休日の労働について留意すべき事項等 に関する指針の一部を改正する件(令和3年厚生労働省告示第335号)が令和3年9月14日に告示され、本日か ら適用することとされたところである(別紙参照)。 これを踏まえ、下記のとおり関係通達を改正したので、取扱いに遺憾なきを期されたい。
1 改正の趣旨 労働基準法第三十六条第一項の協定で定める労働時間の延長及び休日の労働について留意すべき事項 等に関する指針(平成30年厚生労働省告示第323号。以下「指針」という。)は、労働基準法(昭和22年 法律第49号)第36条第1項の協定で定める労働時間の延長及び休日の労働を適正なものとするに当たって 留意すべき事項、当該労働時間の延長に係る割増賃金の率その他の必要な事項を定めることにより、労 働時間の延長及び休日の労働を適正なものとすることを目的とするものである。このうち、指針第3条 第2項では、「脳血管疾患及び虚血性心疾患等(負傷に起因するものを除く。)の認定基準について」(平 成13年12月12日付け基発第1063号厚生労働省労働基準局長通達。以下「旧通達」という。)を引用しつ つ、使用者は、一定の長時間労働と脳・心臓疾患の発症との関連性が強いと評価できるとされているこ とに留意しなければならないこととしている。 今般、旧通達が廃止され、「血管病変等を著しく増悪させる業務による脳血管疾患及び虚血性心疾患 等の認定基準について」(令和3年9月14日付け基発0914第1号厚生労働省労働基準局長通達)が発出され ることとなったため、引用する通達名の改正をしたものである。 2 改正の主な内容 本指針第3条第2項中、「「脳血管疾患及び虚血性心疾患等(負傷に起因するものを除く。)の認定基準 について」(平成13年12月12日付け基発第1063号厚生労働省労働基準局長通達)」を「「血管病変等を 著しく増悪させる業務による脳血管疾患及び虚血性心疾患等の認定基準について」(令和3年9月14日付 け基発0914第1号厚生労働省労働基準局長通達)」に改正する。 3 関係通達の改正 平成30年9月7日付け基発0907第1号「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律によ る改正後の労働基準法の施行について」について、別添新旧対照表のとおり改正する。別紙(PDF:290KB)