安全衛生情報センター
今般、平成20年度を初年度とし、平成24年度を目標年度とする労働災害防止計画が別添のとおり策定さ れ、本日公示されたところである。 厚生労働省は、昭和33年以来、これまで10次にわたって労働災害防止計画を策定し、これに基づき種々 の対策を強力に推進してきたところである。その間、労働災害は長期的には減少してきているが、平成18 年には休業4日以上の死傷者数が28年ぶりに増加に転じ、今なお、年間約55万人もの労働者が被災してい る。また、死亡災害については、平成18年に初めて死亡者数が1,500人を下回ったものの、千人台の半ば で推移していることから、その減少傾向を堅持しつつ、より一層の減少を図るための努力を傾注しなけれ ばならない。 本計画は、このような労働災害の動向を踏まえつつ、産業構造の変化、就業形態の多様化、高年齢労 働者の増加等労働者を取り巻く社会経済の変化に対応し、労働者の安全と健康を確保すべく策定したもの であり、今後5年間にわたる労働安全衛生行政の指針となるものである。 以上の趣旨を踏まえ、本計画の効果的な推進に万全を期されたい。 別添(PDF:52KB)