清掃工場等における爆発火災防止のための当面の対策について |
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爆発火災による労働災害の防止については、かねてからその徹底を図ってきたところであるが、本年10
月19日に仙台市環境事業局今泉工場において爆発災害が起こり、5名が被災し、内1人が死亡するという
重大災害(別紙参照)が発生したところである。
この災害の原因等については現在調査中であるが、燃性ガスが発生するおそれのある汚水、汚泥等を取
り扱う施設(以下「ガス発生施設」という。)であり、このような施設は清掃工場、下水処理場等におい
ては一般的に付設されているもので、特に、年末、年始のごみ処理の繁忙期を控え、再発防止について一
層の徹底が必要とされるところである。
ついては、同種災害防止のため当面の対策として下記の措置を講じるよう、早急に、管内の地方公共団
体を指導されたい。
記
1 清掃工場、下水処理場等における安全衛生管理体制の現状について、早急に総点検を実施すること。
2 ガス発生施設について、発生ガスの種類、濃度等の把握を行うとともに、ガス漏れ等によるガス爆発
の危険性の有無について点検を実施すること。
3 ガス発生施設及びその付近での火気を使用する工事、作業等における作業マニュアルの整備、遵守状
況等について点検すること。
4 ガス発生施設において作業する労働者について、可燃性ガス等の危険物の取扱いや異常時の措置等に
ついて安全衛生教育を徹底するとともに、委託事業者に対し、当該事業者の労働者に同様の安全衛生教
育を徹底するよう指導すること。